リハビリテーション科

 当院は外来リハビリテーションと訪問リハビリテーションを実施しています。特徴は呼吸器リハビリテーションで、呼吸器疾患以外にも、難病、在宅呼吸療法が必要な医療的ケア児、終末期の呼吸ケア、誤嚥性肺炎予防にも取り組んでいます。当院の取り組みは学会報告、執筆活動、研修生の受け入れなどで、広く情報提供しています。

外来リハビリテーション

 当院は呼吸器疾患の診療に取り組んでおり、呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)の基準認可施設です。対象となる代表的な疾患を以下に紹介します。一定の症状を認める患者さんが適応となりますので、お気軽にご相談ください。診察の結果に基づいて、内容、実施回数など、患者さんと相談の上、計画的に実施します。

  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 気管支喘息
  • 気管支拡張症
  • 間質性肺炎
  • 塵肺
  • びまん性汎気管支炎
  • 肺結核後遺症
  • 神経筋疾患で呼吸不全を伴う患者

訪問リハビリテーション

医師3名、理学療法士13名、作業療法士4名、言語聴覚士1名で、医療保険、介護保険ともに対応しています。通院してリハビリテーションを受ける事が困難な患者さんのご自宅(または有料介護施設)に当院の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が訪問し、リハビリテーションを実施します。当院は訪問リハビリテーションの経験年数が5年以上のベテランスタッフの多い施設です。
主な対象患者さんは以下の通りです。

  • 慢性呼吸器疾患:COPD、気管支喘息、気管支拡張症、肺線維症、間質性肺炎、肺結核後遺症、非結核性抗酸菌症、など
  • 神経・筋疾患(難病):パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、多系統萎縮症、筋ジストロフィー、脊髄小脳変性症、膠原病、など
  • がん:がん治療に伴うがん性倦怠感の緩和、実現したい生活行動の支援、生活環境の調整、在宅看取り時の症状緩和、など
  • 小児疾患:脳性麻痺、免疫不全症候群、筋ジストロフィー、発達障害、脳腫瘍、など
  • 脳血管疾患:脳梗塞後遺症、脳出血後遺症、くも膜下出血後遺症、硬膜下血腫、脳挫傷、など
  • 整形疾患:変形性関節症、脊髄損傷、人工関節術後、骨折術後、など
  • 認知症:アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、ピック症候群、など
  • 人工呼吸器使用者:難病、医療的ケア児、など

学術活動

 呼吸器リハビリテーションと訪問リハビリテーションに関する研究活動を行なっています。訪問で呼吸リハビリテーションを実践、研究している施設は少なく、今後、増加する事が予想される在宅人工呼吸療法、在宅酸素療法に関する実際のデータを学会や学術誌に報告しています。

教育活動

 訪問リハビリテーションに従事する人材育成に取り組んでいます。他施設からの研修を受け入れ、当院の訪問リハビリテーションの活動を講演や執筆活動で紹介しています。

地域支援

 災害医療研修の参加、難病の患者会の支援、地域医療を推進する事業に協力し、地域医療・地域リハビリテーションの普及、推進に取り組んでいます。

リハビリテーション科長の紹介

中田隆文(理学療法士)

30年以上の呼吸リハビリテーションの臨床経験を生かし、地域の呼吸障害者の支援を目的に、2005年に訪問リハビリテーション専門の診療科の開設に関わった。現在は在宅医療の現場で実臨床、教育、研究、地域支援に携わっている。

○資格・役職
内部障害理学療法専門分野専門理学療法士
生活環境支援理学療法専門分野専門理学療法士
呼吸理学療法講座(理学療法講習会) 代表
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 代議員
東北呼吸ケアフォーラム 幹事
岩手県呼吸不全研究会 幹事
盛岡市在宅医療介護連携事業連絡協議会 委員

○所属学会
日本理学療法士協会、日本呼吸器学会、日本プライマリ・ケア連合学会、日本在宅医学会、日本呼吸療法医学会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会、日本訪問リハビリテーション協会

お問合せ・お申込み

マリオス内科クリニック リハビリテーション科
〒020-0045 盛岡市盛岡駅西通2-9-1 マリオス11階
代表電話 019-621-5222

(FAX 019-621-5223)

リハビリテーション科 直通電話019-652-5717

(専用 FAX 019-656-8188)

事業所番号0370101685